駐車スペースを増設するためのアイデア

駐車スペースを増設するためのアイデア
子どもが成人して車を運転するようになったら、駐車スペースの増設を検討したいところです。しかし、駐車スペースは広い面積を要するため、敷地の確保が悩みどころです。また、車の出し入れのしやすさも考慮しなければなりません。そこで今回は、駐車スペースを増設する際のアイデアをご紹介します。

車1台分の駐車スペースを増やすために必要な広さ

駐車スペースを車1台分増やすために必要なスペースは、道路に対して垂直に駐車するか、平行に駐車するかによって、多少の違いがあります。

0道路に対して垂直に駐車する場合

縦幅は車の全長プラス50cm、横幅はミラーまで含めた車幅に加えてドアの開閉に必要な70cmの余裕を左右に確保します。

0道路に対して平行に駐車する場合

縦幅は車の全長の1.5倍の広さを確保したいところ。横幅は垂直に駐車する場合と同様、左右各々にドアを開閉するための余裕が70cm程度必要です。

上記はあくまでも目安なので、余裕がある場合はもう少し広めに確保するといいでしょう。

車を2台並べて駐車する場合のレイアウトは

駐車スペースの増設にあたっては、庭が狭くなるほか、門まわりやアプローチの改修も必要です。2台の車を並べて駐車するには、以下の4つのレイアウトが考えられます。それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。

0道路に対して垂直にスペースを取り、横に2台並べる

スタンダードなレイアウトで、屋根の設置が容易な方法です。ただし、庭や門まわり、アプローチなど、大幅な改修が必要になります。

0道路に対して垂直にスペースを取り、縦に2台並べる

道路からは1台だけ駐車しているように見えるためすっきりとした印象があり、敷地を有効に使えます。ただし、奥に停めている車を使う場合は、手前の車を動かさなければなりません。

01台は道路と垂直に、もう1台は道路と平行に並べる

2台の車をL字型に停める方法です。敷地を有効に使えますが、レイアウトを工夫しないと車の出し入れが難しくなる場合があります。

02台とも道路と平行に並べる

駐車スペース以外の敷地を広く使うことができますが、屋根を設置しにくいというデメリットがあります。

2台並べるスペースの確保が難しいときは

2台の車を並べて駐車するには、敷地内にかなりの面積が必要です。現状の駐車スペースを拡張するのが難しい場合は、離れた場所に駐車スペースを増設する方法があります。門まわりややアプローチは現状のまま残せるので、費用的に一番安く済むかもしれません。

使い勝手を考慮して効率のいいレイアウトを検討しよう

駐車スペースを確保するには、広い面積を必要とします。増設する際は、車の出し入れのしやすさや使用頻度などを考慮して、効率のいいレイアウトを検討しましょう。

コラム Disigner’s eye 外構デザインの視点から

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