おしゃれでおいしい キッチンガーデンのはじめ方

おしゃれでおいしい キッチンガーデンのはじめ方
おしゃれでおいしい キッチンガーデンのはじめ方

自宅の庭で野菜を育てる、家庭菜園を始めてみませんか? 自宅の庭で育った新鮮な野菜を収穫し、食べて楽しむことができるキッチンガーデン(家庭菜園)は食育にも最適です。
デザインにこだわった家庭菜園、キッチンガーデン作りをご紹介します。

キッチンガーデンのスペースを作る

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まずは、お庭の中にキッチンガーデンのスペースを作りましょう。
日当たりがよく、水はけの良い場所が良い場所の土を掘って耕し、肥料や腐葉土などを混ぜ込んで、畝を作ります。
これまでに植物を植えたことのない場所に作る場合は、地面の土が固く、肥料や腐葉土を敷きこむ作業はとても大変です。とはいえ、野菜を栽培するなかで土作りは最も重要なポイントなのでがんばりどころです。肥料や腐葉土と土をなじませるため、少なくとも種や苗を植える1~2週間前には畝を作っておきましょう。

家庭菜園では縦並びの畝が一般的ですが、キッチンガーデンの場合はデザイン重視です。土を盛るときの形を、正方形や三角形を組み合わせて幾何学模様にしてみたり、円形にしてみたり。自由な発想で畝を作っていきましょう。
レンガや枕木などで周囲を囲い、オーナメントで飾っても良いですね。
この畝がキッチンガーデンのキャンバスとなり、そこに野菜で彩を添えていくのです。

育てる野菜はなににする?

好きな野菜を育てるのが一番ですが、キッチンガーデンでは見た目もおしゃれにしたいですよね。
誰でも簡単に育てられて失敗が少ないのが、ミニトマトやピーマン、ししとう、なすなどの野菜です。ちょっと変り種の野菜では茎ブロッコリーなども初心者向けです。
また、キッチンガーデンに欠かせないのがハーブ。ハーブが入るだけで、よりおしゃれな印象に変わります。バジルや、チコリ、スイスチャードなどのハーブは料理にも使いやすくおすすめです。

一方、ハーブには植え方に気をつける必要があるものもあります。
ミントやレモンバーム、ローズマリーなどは非常に強い種類で、直接地面に植えると雑草化してしまい、他の弱い種類の植物を駆逐してしまいます。
どうしても植えたい場合は、植木鉢やプランターなどを使用するようにしましょう。

苗を植えてみよう

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野菜を育てる場合、種から育てる方法もありますが、種を発芽させるのはなかなか難しいもの。初心者の場合は、手軽に始めることができる苗がおすすめです。

育ったときの葉の色や、高さ、実のなり方などを考慮しながら植える位置を考えましょう。左右対称になるように整列させて苗を植えていくと、簡単に洋風ガーデンのようなデザインを作ることができます。
多くの野菜と相性のよいマリーゴールドを植えておくと、病害虫を防ぐ効果があり、見た目にもかわいらしいのでおすすめです。

2年目以降に気をつけておきたいこと

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キッチンガーデンをはじめて2年目以降、気をつけておきたいのが、植える場所です。
野菜は、毎年同じ場所に同じ野菜を続けて植えると、うまく育ちません。(連作障害といいます。)トマトやナスなどの場合、1度作ると、その場所は4年~5年は休ませる必要があります。
植える場所を少しずらすことによって連作障害を避けることができるので、ガーデンスペースをはじめからいくつかに区分けしておき、区画ごとに植える野菜を移動させていけるようにしておくと良いでしょう。

見て楽しく、食べておいしいキッチンガーデンの魅力

野菜が大きく育っていく様子は見ているだけでわくわくします。すくすくと庭で育った野菜を収穫し食べる愉しみはまたひとしお。採れたての野菜はみずみずしく、味が濃く、買ってきたものとはひと味もふた味も違います。
きれいな花や育てるガーデニングとはまた違った魅力がある、キッチンガーデンをはじめてみませんか。
コラム Disigner’s eye 外構デザインの視点から

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この記事を書いた人

眺める庭から、楽しむ庭へ。お客様の夢の実現に向け、周囲とのバランス、建物とのバランス、機能性、好みの4種類を兼ね揃えた、敷地面積を目一杯楽しめるデザインをご提案しています。

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