永遠の0

京都の外構デザイン・エクステリア工事を手掛ける　そとや工房（京都店）から
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この小説が話題になり出したのは、一昨年の秋頃だったでしょうか？
作者の百田尚樹氏はもともと「探偵ナイトスクープ」などの人気番組を手掛けた
放送作家で、2006年に発表した「永遠の０」で作家デビュー。
作品は太平洋戦争での特攻隊員の悲劇を描いた戦争小説で、
家族の元に帰りたいという思いを強く持ちながらも零戦に乗り込み
部下を守るために自らの命を犠牲にするというストーリー。

評価は賛否両論。
登場人物が実在したという証言もなく
ストーリーにも現実味がないのに
ただ特攻を美談化するような描写に
納得がいかない…というような
しかしながら、小説を読み、映画を観て太平洋戦争とは
どんな戦争で、どのような経過を辿ったのか。
戦争の非常さや残酷さ、苦しさや辛さ。
愛する人のために生き抜こうとすることが
腰抜けとよばれてしまうような戦争をしていた時代。
国を護るために自らの命を捧げて戦わなければ
ならなくなった当時の若者たちの心が
痛いほど伝わってきました。
戦後60年経った今、戦争を知らない若い人達が
戦争というものを考えるきっかけになれば
おおいに価値のある作品ではないかなと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜電車男＞