
【ウッドデッキ】が欲しいとのご要望をいただいたお客様です。
ウッドデッキをいかにくつろげる空間にするかを考えてプランを作成しました。
住宅地の入り口、そして角地。
人通りが多いので、枕木と植物と壁を組み合わせ目隠し。「人目が気になって使わないデッキ」にはしたくありません。高さや素材に変化を付けて、隠した場所に重点的に植物を植えています。
まずウッドデッキ。部屋から延びるデッキは空間を広く使えオススメですが、吐き出し窓の高さに合わせるとデッキ面が意外と高くなり、せっかくのデッキも端まで使用していないことが。
そこで、最大限に活用していただくために塀の内側に盛土をし、地面からデッキまでの高さを低くしてお子様でも安心してデッキで遊べるような設計としました。デッキからアプローチへは築山を作り、流れるような自然なラインでデザインしています。
古びた感じのナチュラルさを希望され、アースカラーで塗った壁は大きめの「寒水石」を混ぜ、粗めの仕上げに。緑に馴染む枕木でウッドデッキのやさしい風合いを壊さないようにしました。
また壁の穴の奥にはツル性植物を植えて、成長したツルが将来的により自然な印象を与えてくれるようになります。
四角いデッキに円形のベンチを重ね奥行きを感じるデザインに。
ウッドデッキは夏場でも高温になりにくい樹脂デッキを使っています。
ベンチの下にはこっそり手形のアクセント。家族のくつろぎの場で密かな楽しみを。
もちろんリビングから見える位置になっています。
アプローチは石をランダムにして、目地は土で洋芝の種を植えました。
だんだんと草目地が育ちナチュラルなイメージになります。
住宅地でありながらプライバシーを確保しつつ、今後5年、10年と植物の成長が楽しみなエクステリアの完成です。