みどりのおはなし トクサ編

京都の外構デザイン・エクステリア工事を手掛ける そとや工房(京都店)から
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今日はみどりのお話です。
今日のみどりは
シダ植物の『トクサ』です。



和風の雰囲気にとってもあう植物です。
最近マンションや商業施設でよく見かけるようになりました。
トクサのカタチは
葉っぱがなく、緑色の棒(茎)がすらっと伸びたシンプルなカタチ。
中は空洞で、節で強度を保っています。
スギナと同じですね!
子どもの頃、春の野原にスギナやつくしを見つけては、
節部分で茎を抜き、また同じところに挿して、どこで茎を抜いたか当てるゲームを友達としました。
もちろんトクサでもできますよ♪
植物の名前には
ちゃんと由来があります。
トクサは
茎の部分がケイ酸質(ガラス繊維)になっており、爪を当てて擦ると、爪が研げるようです。
研ぐ草だから、
『トクサ』というわけです。
あともう一つおもしろいお話が、、、
トクサやスギナを大きくした植物が3億年前にあったそうです。
直径1メートル、高さ40メートル(マンション13階建ぐらい)の大木でトクサやスギナのご先祖になる植物です。
こんな大きな形状なら樹木??と思いますが、年輪がないのでシダ植物の仲間になるそうです。
大昔はこんな大木が大森林をつくっていたようです。
でも中は空洞なので、強度がなく、倒れてしまう。倒れたものが何重にも重なり蓄積され、長い年月をかけて地層に残る。それが今の石炭になっているわけですね。
そんな古代の大木の姿を現代まで伝えているのはトクサやスギナだけらしいです。
植物って本当におもしろい!!
以上みどりのおはなしでした。
kawamoto
【樹木ハカセになろう】石井誠治 著者  を参考。

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