滋賀の外構デザイン・エクステリア工事を手掛けるそとや工房(滋賀店)から、お庭の話題や日々の出来事を発信しています φ(ゝω・)
前回につづき 東大寺二月堂の大松明を見に行った話。
夕方六時半から始まるので、それまで大仏様をお参りにいった。
半分以上は外国からの観光客ではないかと思うほど
外国語が飛び交っている。
小学校か中学校でバスで遠足に行ったきり、記憶にないぐらい昔のことだ。
1時間半前に二月堂についた。
既に多くの人でいっぱいだったのが始まる前には倍の人だかりに。
寒さをこらえてからだをゆすりながらその時を待つ。
あたりが夕闇に包まれていつの間にか真っ暗に。
いよいよ大松明をもった修行僧がひとりひとり渡り廊下を駆け上がっていく。
十一の松明がずらりと並ぶ。壮観だ。
松明を動かすたびに火の粉が舞い散る。
十五分程で全ての松明が燃えつくされ、城内に大拍手がおこる。
見世物で無く、罪を焼き払う、宗教の儀式なのだから、
ちょっと違う気がしたが、観客の気持はよくわかる。
花火のような華やかさは無いけど荘厳な余韻が心に残る。
きて本当によかった。
寒さをいつの間にか忘れ、すがすがしい気分で参道を降りて行った。
木村