
「オープン外構の魅力って何だろう」
「オープン外構を採用したお家でよくあるトラブルとその対処法を知りたい」
「そもそもオープン外構って何?」
このようにお考えの方はいらっしゃると思います。
そこで、今回はオープン外構とは何かやその魅力、オープン外構でよくあるトラブルとその対策についてご説明します。
□オープン外構とは何なのか?
道路と敷地の境界線に門やフェンスなどを設けないエクステリアプランのことです。
欧米に多いスタイルで明るく開放的なのが特徴です。
ただし、敷地の境界線すべてを開放的にしたスタイルがオープン外構という訳ではありません。
あくまでも道路から建物や庭が見られるスタイルがオープン外構です。
そのため、隣の家との境界に塀やフェンスを設置したとしても、道路に面して開放的であればオープン外構と呼びます。
芝生やタイル、石張りなどで敷地を示したり、低い植え込みや花壇で境界線を示したりとオープン外構にもさまざまなバリエーションが存在します。
□オープン外構の魅力
オープン外構の魅力は3つあります。
1つ目の魅力は開放感があることです。
オープン外構を採用したお家に住んでいるとのびのびとした開放感を感じられるでしょう。
これは堀やフェンスで敷地内が囲まれていないためです。
実際に人は四方を囲まれた空間にいると圧迫感を感じやすいとされ、開放感を得るのは難しいです。
また、オープン外構であれば光や風を遮るものもないため、自然光が差し込んだり、風通しが良かったりすることも開放感を感じられる要因です。
オープン外構のお家なら、視界を遮るものもなく開放感を感じながら生活できるでしょう。
ただし、内部からの視界を遮るものがないということは外部からの視界を遮るものもないということです。
つまり、視界を遮れないことでプライバシーを確保しづらくなります。
そのため、周りの目を気にするタイプならオープン外構を選ぶのを避けた方が良いかもしれません。
2つ目は建築費用が安いことです。
堀やフェンス、門といった外構を作る必要がないので、その分建築費用が安くなります。
エクステリアプランにはクローズ外構の他にもオープン外構というものもありますが、オープン外構にするかクローズ外構にするかで建築費用は大きく変わります。
敷地内を外構で囲むスタイルであるクローズ外構よりもオープン外構を採用した際の建築費用の方が安くなる可能性は高いでしょう。
使用する外構の種類にもよりますが、その差額は数十万~百万円程度の差になると言われています。
3つ目は、敷地を有効活用できることです。
堀やフェンスで敷地を使わなかった分を他の用途のためのスペースとして活用できます。
都心部にお住まいの方はお家の敷地を十分に確保できないことが多いと思います。
それなら、オープン外構を採用して使用できる敷地のスペースを増やしてみてはいかがでしょうか。
敷地が狭い住宅でもオープン外構にすれば敷地が広く感じられるため非常におすすめです。
□オープン外構でよくあるトラブル
よくあるトラブルとしては2つのトラブルがあります。
1つ目はプライバシー保護のトラブルです。
オープン外構は道路と敷地の境界線に外構を設置しないため、外部にいる人から家で行っている作業を見られやすいと言われています。
そのため、庭でバーベキューをしていたり、ベランダで洗濯物を干していたりしていれば、そのことを通行人や近隣の方に知られやすいでしょう。
2つ目は不法侵入の問題です。
外構を設置していなため、不審者が簡単に敷地内に侵入できます。
また、一般の方が敷地内と知らずに入ってしまうことがあります。
これはオープン外構であると道路と敷地の境目が曖昧になりやすいからでしょう。
□オープン外構によるトラブルを防ぐための対策
1つ目は視界を遮るために植樹することです。
これはプライバシーを確保するための対策です。
例えば、見られたくない部屋の窓の外に植樹すると良いでしょう。
堀やフェンスでなく木で隠す理由はより圧迫感を与えずに視界を遮れるためです。
2つ目はセンサーライトを設置することです。
これは不法侵入のトラブルを防ぐための対策です。
人が通るとセンサーが反応してライトが付くようなセンサーライトを設置すると良いでしょう。
ただし、センサーライトだけでは不法侵入を完全に防ぐのは難しいです。
しかし、ライトで周囲を照らすか照らさないかで不法侵入される確率は大きく変わってきます。
そのため、不法に侵入されることを防ぐためにもセンサーライトを取り付けることはおすすめです。
□まとめ
以上、オープン外構について大阪の外構工事業者がご説明しました。
オープン外構は視界を遮るものがないことで開放感を感じられます。
しかし、プライバシーを確保しにくいといったデメリットも発生します。
こういったメリットとデメリットを十分に比較した上でオープン外構を採用するかをぜひ検討してみてください。