
水やりの枠割
・植物の根に水を吸収させる。
・水とともに、根が呼吸するのに必要な酸素を供給する。
・葉に付着した埃などを落とす。
・高温期には、株や土の温度を下げる。
水やりはただ漫然と植物に水を与えるのではなく、植物の根がしっかりと水分や酸素を吸収できるように与える必要があります。
植え付け直後は、根付くまで土を乾燥させないようにします。乾燥すると土と根が密着せず、なかなか新芽が伸びません。木を植えてから1年間位は環境に適応させる為、水やりには注意が必要です。
水やりのタイミング
水やりの原則は土の表面が乾いたら、地中にも水が通うくらいたっぷり水をやることです。
根元の土が湿っているようなら水やりは必要ありません。
根元の太さの4~5倍くらいの範囲の土が乾いているようなら水を与えてください。
木が根付いたら、大量の水を2~3日あるいは数日おきに与えてください。少量の水を毎日与えるよりも効果的です。
時間帯
夏場は早朝や日差しが弱くなる夕方に行います。日中の水やりは水滴が葉につくことで日差しによる葉ヤケドを引き起こします。また、地中で水温が上がり根腐れの原因にもなりますので、避けてください。真夏は、できれば毎日あげてください。
冬場は水やりを控えめにし、午前中に行います。特に夕方以降の水やりは土壌の凍結を招きますので注意してください。(※但し、夜露のかからない場所は、多めに水やりをしてください。)
ホースを使って水やりをする場合は、ホース専用のノズルをつけて細かい水滴が噴き出すようにして行います。象な水やりは土壌の雑菌を跳ね返らせたりして、植物を病気にかからせる原因となります。
鉢植え
鉢植えの場合は、土の表面が白っぽく乾いたら、鉢の底の鉢穴から水が出るくらいたっぷり水を与えます。成長盛りの草木の場合は根が鉢の底近くに集まるので、水が根まで届くようにしっかりと水を与えてください。数分して鉢の受け皿に水が溜まったら、受け皿の水は捨てるようにしましょう。溜めたままにしておくと、根が水につかったままになり根腐れをおこします。