花粉の季節を乗り切ろう!花粉対策を考えた庭づくりの工夫

花粉対策
花粉対策

外で過ごすのが気持ちのいい季節がやってきました。しかし、花粉症の人にとってはつらい時期の始まりでもあります。そこで今回は、花粉にお悩みの方が少しでも快適に過ごせるような、エクステリアや庭づくりのアイデアをご紹介しましょう。

花粉を遮るサンルームやテラス囲いの設置

花粉症の症状を和らげるためには、できるだけ室内に花粉を持ち込まないようにすることが大切です。春先は洗濯物の外干しを避ける人も多いのではないでしょうか? 花粉のシャットアウトにおすすめなのが、サンルームの設置です。屋根や壁のガラス面から太陽光をたっぷりと取り入れつつ、外気をしっかりと遮断してくれるため、花粉の飛来を気にすることなく洗濯物を干せます。また、突然の天候の変化にも影響を受けないのは大きなメリットです。植物を育てるガーデンルームやリラックスタイムを過ごす憩いのスペースとしても活用できますよ。
スペースや予算の関係でサンルームの設置が難しい場合は、サンルームよりもより簡易なつくりのテラス囲いを検討してみてはいかがでしょうか。

花粉対策を考えた庭のプランニング

さらに、庭のプランニングでも花粉対策の工夫を盛り込んでみましょう。
例えば、庭の一部分を人工芝やウッドデッキ、タイルテラスなどにすると、雑草駆除といった外での作業を減らせます。また、土がむき出しになる箇所が少なくなるため、風による土ぼこりの飛散も抑えられますし、石のテラスや天然木調のウッドデッキを選べば植物との相性もよく、庭の風景を損ねることもありません。
なお、庭に植樹する際は、花粉症の原因になる可能性のあるマツやスギ、ヒノキ類、コニファーなどの針葉樹の類は選択肢から外したほうが無難です。夏から秋にかけて花粉を飛ばすブタクサやキク科の植物も、人によっては花粉症の原因となってしまいます。

花粉症に効くといわれるハーブを植える

花粉症の症状を和らげるというハーブの効能が注目されています。花粉症対策の一環として、庭で育ててみてはいかがでしょうか。
抗アレルギー作用や消炎作用が期待できるラベンダーや抗菌作用が期待されるローズマリー、粘膜系の過敏症を緩和しかゆみを軽減してくれる効果が期待できるカモミールなどがおすすめです。
また、北米の先住民に古くから薬草として使われており、「インディアンのハーブ」という別名を持つエキナセアも、抗ウィルス作用と免疫力アップの効能があるといわれ、花粉症の症状の緩和が期待できます。
庭で摘んだハーブは、ティーポットに入れて熱い湯を注いでフレッシュハーブティーにしてみましょう。1か月ほど飲み続けることでじわじわと効果が現れ、症状の緩和が期待できるそうです。ハーブを庭に植えていれば、いつでも好きなときに摘んで飲むことができるので便利ですね。ただし、キク科のアレルギーの人や妊娠中、授乳中の人、ほかの薬を併用している人は、ハーブの種類や摂取量に注意してください。

花粉の季節を快適に

つらい花粉症を少しでも軽減するために、花粉対策の視点から、庭づくりのアイデアをお届けしました。不快な要素を取り除く工夫は、快適な住まいづくりを実現するためのひとつの方法です。さまざまな花粉対策を試して、ご自身やご家族に合ったアイデアを取り入れてみてくださいね。

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