
まずは春の庭にぴったりなメインの樹木を選ぼう
庭づくりで重要なのは、シンボルとなるようなメインの樹木選びです。ただし、樹木は地域の気候に合わないケースがあるため、お目当ての木の生育に適しているかどうか、事前に調べておくことをおすすめします。桜は春の代名詞といえる木です。ひとくちに桜といっても、ソメイヨシノや河津桜などさまざまな種類があり、ソメイヨシノは日当たりのいい場所を好み、河津桜は日陰でも育つといった違いがあります。お住いの地域に合った桜を植えれば、庭でお花見を楽しむことができるでしょう。早春に花をつける梅も春を代表する木のひとつで、実を使って梅干しや梅酒を作るという楽しみがあります。また、スモモは日本の気候に合っており、品種によっては家庭でも栽培しやすいそうです。ほかにも、黄色い丸い花をつけるミモザ、甘い香りを楽しめる藤、大きく存在感のある花が特徴のハナミズキなど、春に花を咲かせる樹木はたくさんあります。
花の色の組み合わせを意識して華やかな庭に
メインの樹木に続いては、周囲に植える花を選びましょう。その際に花の色の組み合わせを意識すると、より華やかな庭にすることができます。例えば、メインの木が桜であれば、アリッサムのような小さな白い花やアスチルベを合わせるといいかもしれません。特にアスチルベは環境への適応能力が高いため、ガーデニング初心者にも育てやすいでしょう。
また、マーガレットやネモフィラのような淡い色の花を中心に、近似色や同系色の花を合わせると、春らしい仕上がりになります。
果実ができる植物は花のあとにも楽しみが
果実ができる植物を植えれば、春に花が咲いたあとにも収穫の楽しみが待っています。イチゴやブルーベリー、ブラックベリーなどのベリー類は、そのまま食べてもおいしいですし、ジャムやスイーツの材料にもなります。また、少しの空きスペースで育てられる手軽さも魅力です。特に、ブルーベリーはスズランのような白い釣り鐘状のかわいらしい花を咲かせるので、春らしさの演出にぴったりでしょう。
春はガーデニングを始めるのに最適な季節
春は、1年のうちでも最も多くの花が咲く季節です。ガーデニングを始めるのにも最適な時期なので、庭づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。