![運気を呼び込む表札の掲げ方](https://sotoya.jp/wp-content/uploads/2016/12/21800003.jpg)
世界と日本の表札事情
日本では表札を掲げる習慣が定着していますが、韓国やタイなどの一部の国を除いて、ほとんどの国では同様の文化はありません。欧米では住人の名前ではなく、ハウスナンバーと呼ばれる番地のような数字をドアやポストに掲示して、表札代わりにしています。
日本で表札が本格的に普及しはじめたのは、大正時代です。1923年に起きた関東大震災によって、それまでの街並みが変わってしまったことで、その家に誰が住んでいるのか名前を掲げる人が多くなりました。また、震災前の明治時代、郵便制度がスタートした際に、配達員がその家の家族の名前を確認できるような家族表札が掲げられていたという背景もあったようです。
運気を上げる表札の位置は玄関や門の方角によって変わる
風水では、表札のない家は主人不在とみなされ、運が素通りしてしまうといわれています。家の入口である玄関から運気を呼び込むためにも、表札を出すべきだと考えられているのだそうです。
また、表札を掲げる位置も運気に関わるとのこと。玄関や門のある方角によって、効果のある設置位置が変わってくるようです。
表札は右側に取り付けるのが基本
風水では、陽の気(プラスのエネルギー)の進入方向は右側だと解釈されており、基本的にはドアや門に向かって右側に表札を取り付けるのが吉とされています。また、門柱や門塀よりも玄関のドアのそばに表札を掲げるほうがよく、高さは1.8mほどが最適なのだそうです。
東北や東、西向きの場合はドアの左側に設置
東北や東、西を向いている玄関は、ドアの左側に表札を取り付けると効果的だとされています。特に、東北・東向きの場合は表札とともに外灯を設置し、西向き場合は大きめの表札にすると運気アップを見込めるそうです。
玄関が引き戸の場合は中央の真上
和風の引き戸の玄関では、引き戸の上部中央に表札を設置するのがいいとされています。
玄関のドアと表札の位置関係については、風水や家相のとらえ方によって諸説存在します。また、これらは運気を高めるための考え方で、そのとおりにしないと運気が下がるというものではありません。気になる場合には、住んでいる地域の慣習を参考にするといいでしょう。
お気に入りの表札で運を呼び込もう
表札の歴史は意外に浅いものですが、日本の文化としてしっかりと根付いています。せっかく表札を掲げるのだから、風水や家相の教えを参考にして運気が上がる位置に取り付けたいものです。また、最近はデザインの優れた表札が多くみられます。玄関にお気に入りの表札を掲げれば、きっとプラスの運気を呼び込んでくれるでしょう。