プライベートガーデンを効果的に彩る庭木の選び方

プライベートガーデンを効果的に彩る庭木の選び方
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木々や草花が効果的に配置された庭は、お家の印象をさらに素敵に演出してくれます。庭木を植えるときには、どのような木を選べばいいのでしょうか? こだわりのプライベートガーデンに植える木を選ぶときのポイントをご紹介します。

庭木を選ぶ前に、庭の特徴を知る

庭木を選ぶ前に、まずは庭の形状や、日当たり、風の向きや隣近所との位置関係などを一度見直してみましょう。
庭のどこが日当たりがよく、どこが日陰になっているのか。
風の強い方角はどちらの方向か。
隣のお宅との境界は接しているか、またはほどほどの距離があるか、など。

木には日当たりの良いところを好むものや、日陰を好むものがあります。庭木を植える位置によっては吹き付ける風を防いだり、外からの視線を遮ったりという役割を果たします。一方で、お隣と塀を共有している場合などは、お隣の庭側に木の葉や果実が落ちることも考えられるので、周囲に配慮し落葉樹や果樹などは避けた方が良いかもしれません。

家の外観や、庭のイメージに合わせた木を選ぶ

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木にもそれぞれ和風、洋風やオリエンタルな雰囲気などのイメージがあります。まずは家の外観や、どんな庭にしたいのかを考えて、植える木の候補を探しましょう。

和風の庭にしたいなら、マツやウメ、サクラ、ツバキ、モミジ、フジなど。
洋風のナチュラルガーデンやイングリッシュガーデンなどを目指すなら、プラタナスやケヤキ、ライラック、モチノキ、シマトリネコなど。
オリエンタルな雰囲気を目指すならソテツやヤシ、チーク、デイゴなど。

庭木を植えるときは、メインとなる木のサイドに、いくつかの樹種を組み合わせて植えることが一般的です。まずはメインとなる木を選び、その木を中心とした組み合わせを考えると良いでしょう。

庭と木の相性を見極める

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庭木を選ぶときに気をつけておきたいのが、木の成長速度と、成長したときにどのくらいの大きさになるのか、ということです。

木の種類によって成長速度も大きく違います。成長速度の早い木であれば2、3年でかなりの大きさになって、10年もすると巨木になってしまうものもあります。庭のスペースを考慮し、木と木との間隔を十分にとっておくようにするなどの工夫が必要です。

また、いくら気に入った木を植えたいといっても、寒い地域で熱帯など暖かい地方で育つ木は育ちませんし、逆もまた然りです。日陰を好む木を日向に植えてしまうとかれてしまうこともありますし、日向をこの向きを日陰に植えると成長が鈍くなってしまいます。
庭の形状だけでなく、環境や木の特性を考えながら庭木を選びましょう。

プライベートガーデンで庭木を楽しもう

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庭に木があると、春の新緑や、外の強い日差しを遮って青々と茂る夏、秋の落ち葉など、1年を通じてその季節ごとの自然の移り変わりを自宅で感じることができます。

また、お子様の記念日などに苗を植えて、木の成長に合わせて家族の成長を写真などで刻んでいく、というのも素敵です。

プライベートガーデンに好きな木を植えて、庭づくりを楽しんでみませんか。

コラム Disigner’s eye 外構デザインの視点から

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