
オリーブグリーンと言われるシルバーリーフが美しいオリーブは、暖かいプロバンス地方をイメージさせてくれます。日本では育てにくいのでは? と思う方が多いかもしれませんが、日当たりのいい場所であれば、十分に育てることが可能です。そんなオリーブの育て方や、プロバンスの庭を楽しむ方法をご紹介します。
オリーブの特徴
オリーブは見た目が非常に美しい樹木です。常緑樹なので、冬場でも葉を落とすことなく、1年中美しいシルバーグリーンの葉を楽しめます。また、春から初夏にかけて小さなミルク色の花を咲かせ、そのあと緑色の実をつけます。オリーブは害虫被害も少なく、あまり手をかけずに育てることができるので、それも人気の理由かもしれません。
オリーブの育て方
オリーブは、日当たりのいい温暖な気候で良く育ちます。地面が凍ることがなければ、ある程度の耐寒性があるので、北海道、東北、日本海側の地域以外であれば戸外でも越冬が可能です。
オリーブを購入したら、4月か9月頃に、排水性の良い土を使って植えつけます。アルカリ性の土壌を好むため、鉢に植えるときはオリーブ専用土を使うのがおすすめです。庭植えの場合には、日当たりの良い場所に、事前に苦土石灰を土に混ぜ込み、酸度調整をしてから植えつけます。また、オリーブは根が浅いため、風で倒れないよう支柱を立てておくようにしましょう。5月~6月になると白い小さな花をつけたあとに、結実します。オリーブには、「自家不和合性」という、自分の花粉では受精しにくい特徴があります。実をならせたい場合には、品種の違うものを2本以上一緒に植えつけるようにしましょう。
寒さ対策として、冬など冷え込む時期に日当たりのいい場所へ移動させるため、鉢に植えるのも一つの方法です。
オリーブは害虫があまりつかないため、薬剤を多く散布する必要はありません。肥料も2月と6月、11月~12月にかけて有機肥料や緩効性の肥料を土にまく程度で十分です。水遣りも乾燥気味になるよう管理します。
オリーブガーデンの楽しみ方

オリーブを育てたら鑑賞するだけでなく、収穫した実や枝葉も楽しんでみましょう。
オリーブの実の塩漬け

オリーブの実は、生では渋くて食べられないため、塩漬けにしていただきます。収穫したオリーブから傷のないものをプラスチックバケツに入れて、実が完全に浸るくらいの水を入れます。そこに薬局などで購入した苛性ソーダを濃度1.8%になるように溶かし入れます。苛性ソーダは臭いや熱を発しますので、この作業は戸外で、もしくは十分な換気ができる場所で行うよう注意しましょう。オリーブがしっかり水に浸るよう落とし蓋をし、2時間おきにかき混ぜながら、6~12時間程度漬けこみます。実全体が茶色くなって渋みが抜けたら、バケツにホースを入れて水を少しずつ加えながら循環させ、汚れた水をこぼしていきます。このような水の入れ替え作業を1日に2~3回、2~3日かけて行います。濁った水が出なくなったら、新しく水と塩を入れ1%の食塩水を作ってオリーブを浸します。翌日は食塩水の濃度を2%にし、さらにその翌日には3%の濃度になるように、1%ずつ食塩水の濃度を上げ、7日間漬けこんだら出来上がりです。
オリーブの葉のリース作り
市販のリースの土台を用意したら、切り落としたオリーブの枝葉をリースの土台にワイヤーで固定していきます。オリーブの葉だけでシンプルに仕上げてもいいですし、ローズマリーやラベンダーなどのハーブ類と一緒にドライリースにしても素敵です。





