

「庭の雰囲気が古い」「門扉やフェンスの汚れが目立ってきた」「子どもの遊び場が欲しい」「庭のイメージを洋風に変えたい」など、庭のリフォームを考えるとき、ぜひ検討しておきたいのがメンテナンスのしやすさです。せっかくリフォームするのなら、見た目や使い勝手のほかに手間のかからない庭を目指しましょう。
今回は、メンテナンスのしやすさを重視した、庭のリフォームについてのヒントをご紹介します。
メンテナンスがしやすい庭づくりのポイント
メンテナンスの視点で庭のリフォームを考えた場合、以下のようなポイントがあります。
雨風・紫外線・カビ・腐食などによる「経年劣化」
植樹による「落ち葉・雑草」
これらの問題には、「経年劣化しにくい素材を使う」「手入れのしやすい庭木の植樹」「雑草の生えにくい庭のレイアウトを考える」などの方法で対応していくことができます。次の項目でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
劣化しにくいガーデン設備の素材とは?
自然環境の影響を受けにくい人工素材や、自然の素材であっても無機質の石材などが適しています。
人工素材
樹脂加工の木材や人工木、防腐処理・コーティング処理が施された木材など
無機質の素材
金属(塗装が施されたもの)やタイル、石材、レンガなど
製品によっては「紫外線カット」「防汚タイプ」「ひび割れ防止」「色あせしにくい」などをアピールしているものもありますので、参考にするとよいでしょう。
手入れがしやすい庭木の植樹
葉の色や花の色、成長後の木の大きさや形など、ついつい見た目を重視しがちですが、手入れのしやすさも考慮しておくとよいでしょう。以下のような、木の特性を理解してから選ぶとよいでしょう。
- 病虫害に強い
- 剪定(せんてい)が簡単
- 寒さや湿度の変化に強い、など
例えば、落葉樹は秋に一気に葉が落ちるため落ち葉の処理が面倒となってしまいます。
また、それぞれの木に合った環境を考えることも重要です。木が弱った状態では、虫がついたり病気にかかったりしやすくなるため、お手入れに時間がかかります。成長後の大きさを考慮して木にとってストレスのない環境を整えてあげましょう。
雑草の生えにくいレイアウト
雑草の生えにくいレイアウトを考えることも、外せないポイントです。人工樹脂加工の素材を使ったウッドデッキを配置し下に防草シートを敷いたり、コンクリートでしっかりと基礎部分を作った自然石を使ったりしたテラスは雑草が生えにくい庭づくりに有効です。ともに経年劣化にも配慮した素材になりますので、長く快適に使うことができるでしょう。
庭を長く使い続けるために
せっかくのリフォームですから、今後のメンテナンスの手間を考慮すると、リフォーム後の維持費や時間のゆとりが大きく変わってきます。お手入れが楽になれば、庭の美しさも保ちやすくなること間違いなしです。