

青々とした美しい芝庭ガーデンをつくるには、日々の継続したお手入れが必要です。芝生が伸び始める春から夏にかけての管理の仕方についてまとめました。
緑色の芝を保つために押さえたい基本の4ポイント
芝のきれいな緑色を保つために押さえたいポイントは、芝刈り、水やり、雑草対策、肥料の4点です。どれも簡単で、家庭でも楽しみながらできる作業です。
芝刈り
春から夏にかけて、芝生は成長期に入ります。芝の成長が早いこの時期は、週に1度程度芝刈りを行いましょう。芝生が3~4cm伸びたら、芝刈り機で半分くらいの高さに刈るのがポイント。もしお手入れができない日が続いて、長く伸びすぎてしまった場合には、数回に分けて徐々に短く刈っていくようにしましょう。こうすることで、一気に短くして刈りすぎたり、はげたようになったりすることを避けられます。
また、細かい部分や芝の端のところは、バリカンや芝刈りバサミなどの手作業で刈り込みます。このひと手間を惜しまないことが、芝生をさらに美しく見せるポイントです。
むらなくたっぷり水やりを
気温が高くなる春から夏にかけての水やりのポイントは、芝全体に行きわたるように、むらなくたっぷりの水を与えることです。水不足になると、芝の葉先が丸まってきたり、黒ずんだりしてきます。このようなサインを見つけたら、水不足を疑いましょう。
水やりの回数は、環境や天候にもよりますが、春は3~4日に1回、夏は基本的に毎日が目安です。時間帯は朝夕の比較的涼しい時間がベスト。日中、気温が上がってからの水やりは、芝生が蒸れて傷んでしまうので、おすすめできません。気温が下がっている朝夕に、地中深くに水が届くよう、しっかり与えましょう。スプリンクラーを活用すると、より手軽に水やりができますよ。
雑草はしっかり取り除く
芝生より成長が早くどんどん伸びてくる雑草を取り除くのも、美しい芝生を作るために重要なお手入れのひとつです。雑草が生えたままにしておくと、栄養分が取られてしまったり、害虫の発生源になるなど、芝生の成長を妨げることにもつながります。もし雑草を見つけたら、小さいうちに根元から完全に取り除くようにしましょう。
広い芝生で、手作業で雑草を取り除くのが大変な場合には、除草剤を使うのもひとつの方法です。この時、芝生を枯らしてしまうことのないよう、必ず芝生専用の除草剤を使いましょう。
除草剤には、「土壌処理剤」という雑草の根や芽から吸収され発芽を抑える、土壌に散布するタイプのものと、「茎葉処理剤」という雑草の葉から薬を吸収させて枯らすものの2種類があります。土壌処理剤は効果が長いため、春と秋など年に2回程度散布するだけで、雑草が生えるのを抑えることができ、とても便利です。
適度な施肥が必要
緑の濃い色鮮やかな芝生にするためには、春から夏にかけての成長期に肥料を与えることも大切です。肥料が不足すると、葉の色が黄色く変色することもありますので、市販の芝用の肥料を月に1~2回与えるのが目安です。それぞれの肥料の表記にしたがった適量を、芝生の様子を見ながら与えるようにしましょう。
日々のこまめなお手入れが重要
美しい芝生をキープするためには、日頃のこまめなお手入れが重要です。これからの季節、こつこつと芝の手入れを行って、緑豊かな芝庭ガーデンを目指してみてはいかがでしょうか?