雨の後にやっておきたい!ベランダのお手入れ

雨の後にやっておきたい!ベランダのお手入れ
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雨の日の後、ベランダやバルコニーの汚れが気になりませんか? その理由は、雨や風でゴミや枯葉などが飛んできたり、ホコリや花粉、砂などが雨水で浮き上がって再び固まるからです。ベランダやバルコニーの汚れは、排水溝を詰まらせたりいろいろなトラブルの原因にも。今回は、雨が多くなる梅雨や台風の時期に備えてベランダやバルコニーのメンテナンスのポイントを紹介します。

ベランダの汚れとトラブル

ベランダの汚れとトラブル

ベランダやバルコニーは、常に風雨にさらされるため、ホコリや砂などの小さなゴミがたまりやすい場所です。これらの汚れを放っておくと、排水溝が詰まって漏水を起こしたり、汚れがシミのようになって取れなくなったりと、思わぬトラブルに見舞われることがあります。

0花粉やホコリ、砂、黄砂

風で運ばれてきて床面や壁、壁の隅、窓などにたまります。床面に砂などがたまると、床面を傷つけてしまいます。また、窓ガラスや窓枠にたまって花粉症などのアレルギーを引き起こしたり、エアコン室外機の故障の原因にもなります。

0ガーデニングの土や枯れ葉

植木の土や枯れ葉は、水分や養分、鉄分などを多く含みます。土や枯れ葉を放っておくと、排水口にたまって排水が悪くなったり、配水管が詰まったりと漏水の原因となります。鉄分はエクステリアに付着して赤いサビを作ってしまいます。ベランダに貼りつくカビやコケなどの養分にもなります。

0水アカ

雨水に溶けていた成分が付着したものです。窓ガラスの白い汚れや金属製エクステリアの腐食の原因に。

0カビやコケ

カビの種類によっては健康面で悪い影響を及ぼす可能性があります。

ベランダのメンテナンスの方法

ベランダのメンテナンス

月1回のお手入れ、雨の多い時期や風の強い時期は、週1回のメンテナンスを心がけましょう。

0定期的な床面のメンテナンス

小さなゴミや枯れ葉はほうきで掃き、ちりとりで集め、排水口に水で流さないようにします。大きなゴミを取った後、掃除機で吸い取ります。ベランダ専用の掃除機ノズルなども安価で手に入るので活用すると便利です。

0床面の種類ごとのメンテナンス

最近のベランダやバルコニーは、床面に防水処理を施したものが一般的です。水を使うベランダのメンテナンスは、防水処理の方法によって違ってきます。雨の後は、床面が濡れているので、水を使ったメンテナンスが向いています。

◆ウレタン防水

ウレタンゴムを床面に厚く塗布した防水処理法です。5層程度の層からなり、継ぎ目がないため見た目が美しいのが特徴です。やわらかい素材なので、小さなゴミや砂などがたまると、防水層が傷つきやすく劣化が早まります。定期的なメンテナンスのほかに、雨の後は雑巾で濡れた床面をふいたり、薄めた中性洗剤をつけたスポンジで汚れを除去したりするようにしましょう。ただし、防水面が傷つくのでデッキブラシなどは使わないほうが無難です。

◆FRP防水

ガラス繊維で強化されたプラスチック素材を使った防水処理法です。グレーで硬い素材のため、物を落とすとヒビが入る恐れがあります。定期的なメンテナンスのほかに、雨の後にデッキブラシなどでこすりながら、水で洗い流すときれいになります。

0水を使う場合の注意

ベランダがつながっている集合住宅の場合、お隣に水が流れないように注意しましょう。

壁と手すりのメンテナンス

壁と手すりのメンテナンス

壁や手すりは、雨にさらされているので汚れやすいところです。壁の汚れは、薄めた中性洗剤とスポンジを使って、早めに落としてしまいましょう。手すりの汚れは、放置しておくと腐食の原因にもなります。水で濡らした雑巾などで汚れをふいた後、乾ぶきします。

住まいも家族も健やかに!

定期的なベランダやバルコニーのメンテナンスは、見た目の美しさを保つだけでなく、住まいの耐久性を高めることにもつながります。特に雨の後は手入れをするように心がけたいですね。ベランダやバルコニーは窓に近いため、ホコリや花粉をしっかり掃除をすることは、家族の健康維持にも役立ちます。定期点なメンテナンスで“住まいも家族も健やかに”暮らしませんか。

コラム Disigner’s eye 外構デザインの視点から

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