コンサバトリーってどんなもの?
コンサバトリーは、庭と室内の中間的な空間です。サンルームやガーデンルームよりも広く、壁や天井のガラスから太陽の光をたっぷりと取り入れることができます。
その起源は17世紀ごろまでにさかのぼり、果実の保存や植物の栽培をするために作られた温室が始まりだといわれています。18世紀ごろには、英国貴族の間で諸外国の植物を楽しむためのガーデンルームとして、また富の象徴としてコンサバトリーを所有することが流行しました。
伝統的なコンサバトリーのデザインには、そんな歴史を感じさせる上品な美しさがあります。英国風の繊細な外観は、建物全体の雰囲気をグレードアップしてくれることでしょう。
ライフスタイルに合わせて広がる使い方
ガラスで囲まれたコンサバトリーの内部は、季節を問わず太陽の光にあふれ、明るく快適です。植物を育むインナーガーデンとしてだけでなく、家族それぞれのライフスタイルを楽しむ住空間としても、活用の幅が広がっています。ここでは、コンサバトリーのさまざまな楽しみ方をご紹介します。
お父さんの書斎スペースとして
書斎を持ちたいと願うお父さんは多いものの、実際にそのスペースを作るのは難しいものです。そこで、コンサバトリーに、デスクやブックシェルフを持ち込めば、念願の書斎スペースが実現します。コンサバトリーらしく、植物を多めに置いてくつろげる書斎に仕上げれば、仕事や休日の読書がはかどりそうです。リラックスした空間をお望みなら、ハンモックを吊るして優雅な読書タイムを楽しむのはいかがでしょうか。
ヨガやストレッチをするトレーニングルームに
住居部分より室温が高いコンサバトリーは、ヨガやストレッチなどのトレーニングルームに理想的です。わざわざジムに足を運ぶ必要がないため、ちょっとした隙間時間に汗を流して運動不足を解消できます。運動後、すぐにシャワーを浴びることができるのも、大きなメリットです。
家族や友人と過ごす空間に
コンサバトリーには、四季を通して美しい緑のある環境を作れるため、家族や友人と過ごす空間にもってこいです。晴れた午後にはテーブルセットを用意して、ガラス越しに空を眺めながらのティータイム、空のきれいな夜には月や星の観望会と、幅広く楽しむことができます。
全天候型の機能的空間としての使い方
コンサバトリーは、洗濯物を干す空間としても活用できます。太陽の光が差し込むため、洗濯物を気持ちよく乾かせるうえに、お天気の心配をする必要がありません。
また、花粉やほこりなどアレルギーの原因となる物質が洗濯物に付着するのを防げる点も、大きなメリットです。さらに、その場で乾いた洗濯物にアイロンをかけられるので、家事の時短にもなります。
コンサバトリーでかなえる豊かな暮らし
古くは植物や果実を保管する空間として生まれたコンサバトリーは、今日ではインナーガーデンとしてだけでなく、アイデアしだいで多目的に利用できる空間として注目されています。住む人のライフスタイルに合わせて活用することで、より便利な、より楽しい暮らしがみえてくることでしょう。
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