
外構工事には、いったいどれくらいの期間がかかるのかご存じでしょうか。
外構工事にはいくつか種類があり、その種類により、必要な期間が異なります。
ですので、一概にどれくらいの期間がかかるとは表現しにくいのです。
それでも、大まかな目安を知っておけば、色々な準備・計画がしやすくなるので、外構工事にかかる期間を知っておくべきです。
「外構工事には、どれくらいの期間がかかるの?」
「外構工事の種類ごとの、工事にかかる期間を知りたい。」
今回は、こうした悩みを持つ方に向けて、外構工事にかかる期間を解説しました。
これから外構工事をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
□外構工事の種類
外構工事に必要な期間を説明する前に、外構工事の種類について解説します。
基礎知識として、おさえておきましょう。
外構には、門、塀やフェンス、駐車スペースなどがあります。
こうした外構をどんなバランスで配置するかに着目して、外構工事は次のように分類できます。
クローズド外構、オープン外構、セミクローズド外構の3種類です。
1つずつ解説していきます。
*クローズド外構
塀やフェンス、生け垣などで、家の周囲を囲ってしまう外構のことを言います。
境界線が明確に示されることで、敷地内と敷地外の区別がはっきりとつきます。
周囲を外構物で囲むため、敷地内に不審者が入りにくくなります。
こうした防犯性の高さが、クローズド外構のメリットです。
しかし、塀やフェンスで建物を囲むので、工事に必要な期間は長くなります。
*オープン外構
クローズド外構とは反対に、塀やフェンスで家の周りを囲わないのがオープン外構です。
境界線が明確ではなく、開放的な印象があります。
都市部では、土地の面積が狭い場合が多いです。
そうした地域では、塀やフェンスにスペースを使わないオープン外構が人気です。
設置する外構物が少ないので、工事に必要な期間も、クローズド外構に比べて短いです。
*セミクローズド外構
クローズド外構と、オープン外構の中間の特徴を持つのが、セミクローズド外構です。
周囲の一部は塀やフェンスなどで囲い、一部はオープンにする外構です。
最近人気があるスタイルとなっています。
工事期間は、どの程度クローズドにして、どの程度オープンにするかによって、必要な期間が異なります。
このように、外構工事の種類は3つに分けられます。
どれを選ぶかによって、工事の期間が変わりますので、注意しましょう。
□外構工事にかかる期間の目安
結論は、一般的な一戸建ての住宅の外構工事であれば、約2週間から2か月ほどかかります。
詳しく見ていきましょう。
外構工事で行われる作業別に、工事にかかる期間を説明していきます。
*ブロック塀
コンクリートブロックを積み上げて作られる塀のことを、「ブロック塀」と言います。
ブロック塀の高さ・長さにより変化しますが、普通の戸建ての場合、約3~7日かかります。
色や柄が入ったブロック塀もありますが、工事に必要な期間は特に変わりません。
*フェンス
普通の住宅のフェンスの設置工事は、約2~3日かかります。
フェンスには、アルミ、スチール、樹脂や木材など、さまざまな種類の素材があります。
デザインも、シンプルなものから複雑なものまであります。
そうした素材やデザインの違いによって、フェンスの設置作業の手間が変わるため、工事に必要な期間も異なります。
ですので、上記の期間はあくまでも目安と考えるようにしましょう。
*門柱・門扉
門柱も、大きさや素材により必要な期間が変わります。
既製品の門柱を取り付けるタイプの工事であれば、1~2日で終わることもあります。
門扉についても、基本的に取り付け工事だけを行いますので、通常は1日で終わります。
*駐車スペース
駐車スペースは、早いものだと1日で終わりますが、遅いものだと5日程度かかることがあります。(養生期間は別です)
デザインが複雑であったり、サイズが大きかったりすると、必要な期間が長くなるようです。
*植栽
植える本数や、樹の種類にもよりますが、約1~2日かかります。
今はあまり植栽をする人がいませんので、植栽工事を行う業者を探すのは大変かもしれません。
以上が、外構工事で行う作業別の、必要となる期間の目安です。
最も長い期間の外構工事でも、3か月以下で完了することが多いです。
また、上記の期間は、あくまでも目安です。
天気が悪かったり、近隣住民とのトラブルなどが起こったりすると、予定より長い時間がかかってしまう場合もあります。
□まとめ
今回は、外構工事にかかる期間について解説しました。
外構工事に必要になる期間は、行う工事の内容により、大きく変わってくるのですね。
この記事を参考に、しっかりと計画を立てて、外構工事を行いましょう。