
新築で家を建てる時、建物そのものだけでなく、庭や駐車場といった、外構工事についても考えなければなりません。
その中でも、駐車場づくりは、家の配置にも関係する、大切な部分です。
外構工事で駐車場を設置する際には、いくつか注意点があることをご存じでしょうか。
実は、外構工事において、駐車場で失敗したと感じる方は特に多いのです。
ほとんどの方は、人生で外構工事を行うのは初めてです。
そのため、何に気を付ければいいのか分からず、困ってしまいますよね。
失敗しないためにも、ここで注意すべきことについて確認してみてはいかがでしょうか。
「外構工事で駐車場を設置する時の注意点が知りたい!」
「どんな点に気を付ければいいの?」
この記事は、こうした疑問を解決できる内容となっております。
外構工事で、駐車場を取り付ける際の注意点について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
□駐車場を設置する際の注意点
それでは、外構工事前に知っておきたい、駐車場を設置する際の注意点をご紹介します。
外構工事が終わってから失敗に気付き、リフォームしようとしても、かなりの手間がかかってしまいます。
駐車場を不満なく使えるように、きちんと注意点を確認しましょう。
*駐車に必要なスペースの確保
実際に、車を駐車するのに、どれくらいの広さが必要かご存じでしょうか。
多くの人は、車の大きさ分の広さがあればいいと考えてしまいますが、これは間違いです
実際には、車そのものの大きさに加えて、扉を開けるためのスペースや、人が通るための幅が必要です。
そのため、縦横に余裕を持って、駐車スペースを確保しなければならないことに注意しましょう。
失敗例としてよくあるパターンが、「小さいサイズの車から、大きいサイズの車に乗り換えたら、駐車することができなくなってしまった」というものです。
より大きな車を購入する可能性も考えて、大きめに駐車スペースを取るようにしましょう。
また、車いすなどの幅があるものを通れるようにする場合や、カーポート(駐車場に設置する屋根のようなもの)を設置する場合には、駐車場をさらに広くする必要があります。
駐車場を作るときは、どれくらいのスペースが必要なのか、さまざまな視点から考えるようにするといいですね。
*駐車場の形
駐車場の形をよく考えずに決めてしまい、後悔する方が多いです。
駐車場は、道路に対して垂直なレイアウトにするのか、平行なレイアウトにするのか決めておく必要があります。
道路に対して、垂直な縦列駐車しかできない形にしてしまうと、車を複数所持している場合は不便です。
奥の車の出し入れは、手前の車がないときにしかできないからです。
他にも、「駐車場から玄関へ入れる扉や、階段を作ればよかった」という方も多くいます。
*出入りのしやすさを考える
前の項目でも少し触れましたが、車の出し入れのしやすさは、非常に重要なポイントです。
出し入れのしにくい駐車場は、どうしても使い勝手が悪いと感じてしまいます。
それだけではなく、車が出し入れする間口が狭いと、壁や門に車体をこすりつけたり、ぶつけたりする恐れが増します。
出し入れのしやすい駐車場にするには、「視界の良さ」が大切です。
少しばかり駐車場が狭くても、視界が良くなるような工夫をしていれば、駐車がしやすいです。
反対に、広い駐車場でも、視界が悪いと駐車はかなり難しくなってしまいます。
以下に、視界をよくするのに有効な工夫をまとめました。
・道路際のフェンスは、向こう側が透けて見えるものを選ぶ。
・駐車場に死角がなくなるように、ミラーを取り付ける。
・夜にも安全に駐車できるように、照明を取り入れる。
・駐車すべき位置がすぐわかるように、車止めなどの目印をつける。
こうした工夫をすることで、格段に駐車がしやすくなります。
□駐車場の素材
駐車場づくりでは、広さや形だけでなく、「どの素材で駐車場を作るか」という点も大切です。
素材には、主に「モルタル」か「砂利」の2種類が使われています。
それぞれの素材を使うときの注意点を解説します。
*モルタル
モルタルとは、砂とセメントと水を練り混ぜて作る建築材料のことです。
モルタルは、見た目が良く、草が生えないというメリットがあり、駐車場で使われる素材として人気があります。
注意点としては、亀裂が入ったり、タイヤのあとが残ったりする可能性があることです。
*砂利
砂利は、踏むと大きな音がするため、空き巣対策になるという話を聞いたことはありませんか?
砂利を使うメリットは、こうした防犯効果が期待できる点です。
また、水はけが良いため、泥で靴が汚れる心配がありません。
注意点としては、モルタルを使った時より安っぽく見える、草が生えるためメンテナンスの必要があるなどです。
□まとめ
今回は、外構工事で駐車場を作る際の注意点を解説しました。
駐車場を作る前に、今回紹介したような注意点について、しっかりと考えることが大切です。
駐車場で失敗したと感じないように、しっかりと準備して工事に臨みましょう。