
(タイル貼りの門柱)
「外構工事に手をつけてみたいけど、失敗はしたくないなあ」
「外構工事をはじめたけど、どうやって作っていけばいいのだろう」
このようなことで困っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
外構工事は外からも見えるものを新調するので、余計に失敗したくないですよね。
特に門柱は、訪問されるお客さんに良い印象を与えるためにも非常に重要なところです。
ここでは門柱の外構工事を考えられている方に向けて、門柱の種類ごとにメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。
□門柱とは
そもそも門柱とはいったい何なのでしょうか?
門柱とは門を支えるために建てる柱のことではなく、門から玄関ドアまでのどこかに建てられる構造物のことを表します。
では、どのような目的で作られるものなのでしょうか?
基本的にはデザイン面や、セキュリティ面を強化するために作られます。
一般的に、門柱にはポストやインターホンといったものが取り付けられますが、本来それらは玄関ドアにあるものですよね。
それらが門柱にあることで、知らない人が訪ねてきても玄関ドアには許可なく近づくことができなくなります。
これはセキュリティ面を考えると非常に重要なことです。
また、門柱はワンポイントのインパクトを与えるにはちょうどよい大きさのもので、玄関アプローチのコンセプトに少し色を加えるような役割をさせることができます。
□門柱の種類と、そのメリット・デメリット
基本的には、門柱は四つの種類があります。
それぞれひとつずつ、みていきましょう。
*コンクリートブロック製の門柱
この素材は、工場などでコンクリートを形成して作られた穴があいているブロックです。
このブロックを、セメントと砂を水で練ったモルタルというものでくっつけながら門柱を作成していきます。
また、ブロックにはこのコンクリートブロックのほかに、化粧ブロックというものもあります。
この門柱にするメリットとしては、ブロックは劣化などがあまり激しくないため、お手入れの頻度が少なくても問題ないことが挙げられます。
また、化粧ブロックを使用する場合は、デザインや色にたくさんの種類があり、無機質なブロックとは少し違う印象を与えることができます。
耐久度でみても、なかに鉄筋などを入れることで大きな地震の際にも倒れないくらいの耐久性のある門柱にすることができます。
一方でデメリットは、セメントを使用しているためにブロックの表面に白い跡ができることがあり、見た目があまりよくないものになってしまうことがあるという点です。
*タイル製の門柱
この素材は、土や石を高温で焼き固めて作ったものです。
タイルのメリットは、耐久性が非常に高いことです。
傷がつきにくい上に汚れも付着しづらく、さらに経年劣化も比較的しづらいです。
また、タイルはその見た目から高級感があるという印象をもたらしてくれます。
一方でデメリットは、数年経過するとタイルがはがれてくる恐れがあることです。
*左官仕上げの門柱
(塗壁仕上げ)
これは、門柱に塗り壁材料を使用してコテで仕上げる方法です。
素材は、モルタルやジョリパッドを使用して塗っていることが多いです。
メリットは、職人さんが丁寧に仕上げることで非常に表情が豊かになる点です。
また、カントリー・北欧風のコンセプトの住宅の場合、その住宅が引き立つような効果をもたらしてくれます。
一方でデメリットは、完成までの時間がかなりかかってしまうことです。
ブロックを積み上げた後に塗っていくため、工程が他の種類と比べて多くなっています。
また職人さんが手作業でやっていくため、ここでも時間がかかってしまいます。
他には、水分をよく吸い込むため何年か経つとしみが出てくる恐れがあります。
*機能門柱
こちらは、アルミ材を素材として使用して、ポストやインターホンなどの機能を中に埋め込むことができる門柱のことです。
メリットは、スタイリッシュさが売りであるため、あまり敷地が広くない住宅や庭が大きくない住宅にも問題なく取り付け可能なことです。
また、ポール型や四角柱型など多くの種類があるため選択の余地があります。
デメリットは、自転車など乗り物を出す時に邪魔になるかもしれないことです。
□まとめ
*コンクリートブロック製はお手入れが楽で耐久性もあるが、将来的に白い跡ができて見た目が悪くなる恐れがある
*タイル製は耐久性が非常に高く高級感のあるデザインだが、数年でタイルが剥がれてくることがある
*左官仕上げは表情ゆたかな門柱になるが、工程が長く完成まで多くの時間が必要となる
*機能門柱はスタイリッシュで場所を取らないが、乗り物の出し入れで邪魔になる可能性がある
以上が、門柱の種類ごとのメリットとデメリットです。
外構工事を考えているけど門柱がどんなものかよく分からなかった方には、ぜひこちらを参考にしていただければ幸いです。
何か分からないことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。