
大切なお客様や家族を毎日迎え入れるアプローチ。門から玄関へと導く小路を指しますが、そこに使用されている床材により、印象は様々に変化します。安全性、機能性なども考慮しつつ、より理想的な空間にしてみませんか。そこで今回はアプローチの大切な役割から床材の種類まで、アプローチの床材をテーマに解説していきます。
アプローチの役割
- プライベート空間に入るための準備
- ゲストへの歓迎
- プライバシーの保護
- 安全性
- 家の中への汚れ防止
などアプローチの果たす役割は多様です。
アプローチのポイント

- すべりにくい
- 手入れが楽
- 汚れが目立たない
路幅が80~160cm程度で、安全性、機能性を兼ね備えたアプローチが理想的です。
なかなか横幅を広くとれない場合も、デザイン次第で、ずっと使いやすくて快適なアプローチになります。
アプローチ用床材の種類と特徴
アプローチ床材は大きく分けてレンガ、タイル、石材、その他があります。
・レンガ
自然な風合い、重厚感、アンティークを好むならレンガです。草木との相性も良く、デザイン性が高いのも魅力です。
・タイル
色や質感により多彩な印象を持つのがタイル。焼成温度が低い陶器質、焼成温度が高い磁器質、中間のせっ器質の3種類がありますが、アプローチ床材に適しているのは磁器質タイルでしょう。10cm四方から60cm超四方まで、好みのサイズが選べます。
・石材
レンガ同様、自然な風合いが魅力の石材。御影石、石灰岩、安山岩(火山岩の一種)、粘板岩(スレートの材料)などがあり、なかでも自然石を割ったまま貼る乱形石貼り(らんけいせきはり)は、色彩が豊かで、仕上がりも美しく人気です。(エクステリア用語集より)
・洗い出し
古くからある左官法で、下地のコンクリートの上に、セメント・砂・水を混ぜたモルタルと種石(最終的に表面に出る石)を流す加工法。滑りにくく見栄えも美しいと、寺社、日本庭園などによく使われています。
最近ではその特性を活かし、洋風デザインにも取り入れられるようになり、注目を集めています。
・枕木
1990年代頃からリサイクルされるようになった枕木は、腐りやすいなどの欠点がありました。しかし近年では、コンクリート製、FRP製(繊維強化プラスチック)など擬似枕木が製品化され、進化を続けています。
理想のスタイルに

色々な床材、加工法を見てきましたが、一言にアプローチといっても、その目的により選ぶ素材も様々な選択肢があります。ご自身の好みや目的に合わせ、和風建築なら和モダンに、洋風建築なら洋風にと、アプローチも住まいに合わせてアレンジされてはいかがでしょうか。





