門がまえ1年の締めにするべきお手入れ

門がまえ1年の締めにするべきお手入れ
門がまえ1年の締めにするべきお手入れ

1年の締めに行う年末の大掃除。住まいの顔となる「門がまえ」もキレイにして、気持ちよく新年を迎えたいものですね。その後はもちろん、お正月の準備も忘れずに整えましょう。今回は、年末の「門がまえ」の大掃除と新年の準備についてご紹介します。

1年の締めに行う、門がまえの掃除

年末の大掃除がはじまったのは、平安時代のころといわれています。「煤(すす)払い」という、一年の煤やほこり、ちりを「払い(祓い)」、年神様 (としがみさま) をお迎えする行事が大掃除の起源といわれます。

0門まわりの掃除

門まわりは、家の印象を決める重要なエクステリアです。それだけにキレイにしておきたいものです。それぞれの特性にあった掃除方法を紹介します。

門柱は素材にあわせて

門柱の主な汚れは、ほこりやちり、排気ガスなどです。まずは、表面に付着したほこりやちりをブラシなどで軽く払った後、水洗いを行います。石材やレンガ、コンクリート、タイル目地など、表面がザラザラした部分は、ブラシでこすり流します。カビなどの汚れは、塩素系漂白剤を水で薄めてカビの個所にかけてしばらく置いた後、ブラシでこすって水で流します。洗剤の残留は腐食の原因にもなってしまうため、水をたっぷり使って洗い流すようにしましょう。
アルミやステンレス、樹脂など、ツルツルしたものは、雑巾などで水拭きを行います。汚れを落としてからシリコン系ワックスを塗布すると、汚れ防止にもなり、ツヤが出てとてもキレイになりますよ。

門扉は、汚れを落としてから注油

スチールやアルミなど金属素材が多い門扉は、掃除後のこまめなメンテナンスも大切です。レールや可動部分のほこりは、ブラシなどで払います。細かな部分は、古くなった歯ブラシなどを使えば、隅まできれいにできて便利です。表面の汚れは水拭きで落としてから、シリコン系ワックスで仕上げると錆び防止にもなって良いでしょう。可動部分は、市販の防錆潤滑剤をスプレーします。

フェンスは素材にあわせて

フェンスは、木製か金属製かによって掃除方法が違ってきます。木製のフェンスは、固く絞った濡れ雑巾で拭くか、ブラシなどで汚れをこすり落とします。色が落ちている場合は、木製塗料を塗り直しましょう。金属製は、水拭きで汚れを落とします。

照明は電球の確認を

古くなったり暗くなった電球は、交換しておくと玄関まわりが明るくなって良いでしょう。

0玄関まわりの掃除

玄関ドアやインターフォンは、お客様が立ち止まる場所なので、仕上げにこだわりましょう。汚れを落とした後、シリコン系ワックスを塗布しピカピカに磨いておくと、お客様もキレイな家だという第一印象を持ってくれることでしょう。

1年の締めに行う、門がまえの飾り

門がまえの掃除を終えたら、新年を迎えるための飾り付けをしましょう。

0門松の飾り付け

門松は、年神様が降りてくるための目印です。昔は「正月事始め」といって、12月13日に正月の準備を始めていました。現在は、クリスマス以降に飾り始め、12月28日までに完成させるのが一般的です。29日は「二重苦」、31日は一夜飾りとなり縁起が悪くなるためです。

0しめ縄の飾り付け

しめ縄は、年神様を迎えるための“清浄な場所を保つ”意味があります。しめ縄も門松と同じころに飾り付けます。

0年末・年始を気持ちよく過ごすために

住まいの顔となる「門がまえ」のお手入れは、家族の暮らしにも笑顔を与えてくれることでしょう。年末のお掃除とメンテナンスをすることで、1年の締めくくりとなります。その後は、門松を飾って新年を気持ち良く迎えましょう。

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