
一軒家の“顔”となり、大切な役割を果たす「門柱」のタイプをご紹介します。門まわりに必要なものといえば、門柱以外に表札、ポスト、インターホンがありますが、これらのパーツも含めて効果的な設置方法やデザインについて解説します。
門柱の役割
門柱とは、文字どおり門扉を支える柱ではありません。実際には多くの役割があります。
- 社会的地位のシンボル
- 隣家、道路の境界
- プライバシーの保護
- アイストップ(防犯対策)
- 景観アップ
隣家や道路との境界線を示すのが大きな役割ですが、住む人の社会的地位をそれとなく示すシンボルという一面もあります。
最近は、防犯対策のためのアイストップという役割も持っています。
門柱の種類と素材
エクステリア業界でいう「門柱」という言葉には、門柱を施工する方法と機能門柱の2つの意味があります。
それぞれの特徴をいかしながら、住宅に合ったものを選びましょう。
素材別施工方法
- ブロック施工=重厚感と気品が漂う素材
- レンガ施工=自然な風合いと安らぎを与える素材
- 塗り壁施工=南仏風の手作り感が人気の施工
- 貼り材施工=豊富な色とデザインで個性際立つ素材
- その他=コンクリート打ち放し、大黒柱のリユースなど
機能門柱
門まわりに必要なパーツすべてを機能的に組み込んだ門柱のことです。
門柱施工よりも安価で早く設置できるのが特徴です。
- 場所を選ばない
- オープン外構のアクセント
- 豊富なデザイン
- デザイン門柱灯
効果的な設置方法
門まわりで必要なパーツといえば、表札、ポスト、インターホン、ライトですが、なかでもポストとインターホンは、外部とつながる役割があるので、この2つを中心に考えましょう。
ポストの位置
- 郵便物が入れやすく、取りやすい高さ(120~130cm)
- 玄関から近いこと(雨風、寒暖さをあまり感じない)
- プライバシーの確保(外から郵便物が見えない、イタズラされない)
インターホンの位置
- 120~130cm程度に設置
- 太陽光が直接当たらず、逆光にならないこと(カメラ付きの場合)
- 15年が更新の目安
表札の位置
- インターホンの上部か、ポストの上部
ライト=門柱灯、表札灯、玄関灯、庭灯など
- 防犯上の灯
- 節電対策(LED、ソーラーライトなど)
- 昼間はアクセントに
門柱のデザイン
トレンドとしては4種類あります。ご自分の好みにあったデザインを選びましょう。
いかがでしたか? 門柱を含めた門まわりは、人々を迎え入れ、送り出し、プライバシーも保護する大切なパーツです。また、住んでいる方の社会的地位までそれとなく表すものです。素材やデザインを選びながら、個性豊かで、周辺環境にもマッチした、思わず見とれてしまうような素敵な門柱を目指したいものですね。





